職場から子育てを理解・支えることで、虐待や子どもたちの自殺を予防する

共働きや一人親が珍しくないご時世、ストレスを抱え、心に余裕がなく、家庭で子どもたちに感情的に当たってしまうことが多々あり、酷い場合は虐待に至るケースもあります。

このような背景から、職場でのストレスを減らすこと、また子育て知識をしっかりもつことで、子どもたちへの接し方を向上できるようにと啓発活動を始めました。

職場でのストレスを減らしていくためには、企業側の努力と姿勢も必要ですが、健康経営や働き方改革を進めている企業でも、残業時間の削減など労働環境の改善にとどまるケースが多く、そもそも中小企業の大半は働き方改革への努力ができていません。

よって、子育て世代が特に職場での人間関係からくるストレスを減らし、心に余裕をもってこそ健全な子育てができるという新しい立ち位置から、職場における、メンタル予防も含めた誰もが受容し合えるダイバーシティ推進の取り組みと、家庭での虐待防止について、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成事業の採択を2年連続受け、企業への啓発と現場でのサポートを行いました。

ご関心を頂ける方は、以下の成果報告書(啓発シンポジウム、関連研修、子育て講座)をご覧いただければ幸いです。

成果報告書(令和2年度)ダウンロード(PDF) はこちら

また、参考までにシンポジウムでの基調講演と、研修の一部を動画でご紹介いたします。多くの知見を皆様の分野で生かせるよう、ご参考にして頂ければ幸いです。

①幸福感をもった働き方改革の必要性、メリットについて(岡田大士郎氏)

②企業の障がい者雇用事例に見る誰もが活躍できる職場づくり(中尾文香氏)

③実践的アンガーマネジメント研修(DV・児童虐待予防研修) 

(WAM社会福祉振興助成事業「出産・子育ての現場である地域の実情に即した働き方改革の推進に資する事業」の一環として実施)