8月1日から1泊2日の夏体験プログラムを国立オリンピック記念青少年総合センターにて実施しました。学習支援や10代の居場所づくりに参加している子たちを中心に小学5年生から高校3年生までが参加しました。
大学生や異なる年代のこどもたちと一緒に軽く体を動かしたり、お泊り旅行のようにウノなどで遊んだり、ちょっと宿題もしたり。簡単ながら様々な体験セッションと多世代交流を通して、自分の可能性と未来を見出すプログラムです。
子どもたちの全体の感想
「全部楽しかった」(小学5年生)
「年齢関係なく楽しく遊べてよかった。2泊3日にしてほしい」(中学1年生)
「学校と違って自由度が高かった。初対面だったけどみんなとめっちゃ仲良くなれてよかった」(中学1年生)


初日は、自己紹介を兼ねたアイスブレイクや遊びに始まり、自分発見ワークを通して1年間を振り返り、自分の長所を大学生と子どものペアで一緒に考えたりしました。最初会場の部屋になかなか入れなかった子もいましたが、一度入ったらすぐなじんで一緒に活動することができました。
あいにく台風と被った初日は大雨で、代々木公園で外遊びをする予定を翌日に変更し、室内で体を動かす交流ゲームをしました。室内にもかかわらず子どもたちは元気いっぱいに汗をかき、大学生スタッフたちもいい汗をかき、気持ちよく風呂に入れました。


お互い初顔合わせの子たちもすぐに打ち解けていきました。そして、夜は人狼ゲームをして盛り上がり、夜更かしのため夜のコンビニにお菓子を買いに行ったりしました。
そして2日目。夜更かししたにもかかわらずちゃんと時間を守って朝食の会場に集まりました。
朝から続けて新たな体験を。朝食もセルフでかつお節を削ってみました。


その後、ピーススマイルのワークショップでお互いの長所を見つけたり、チャレンジタイムで自分の才能や芸術性を開発してみました。
「以前より自分を大切に思えるようになりましたか?
⇒(とてもそう思うに回答)「話を聞いて、自分が生きているという意味が分かった」(中学生)
⇒(少し思えるようになったと回答)「いろんなことをして学んだりもしたから」(小学生)




そして、この日は前日とうって変わって猛暑。熱中症などものともせず、
またまた子どもたちの元気いっぱいな姿を見ることができました。


大学生と社会人のスタッフたちの頑張りも大きかったです。
こちらは参加した大学生ボランティアスタッフたちの感想です
「このプロジェクトに参加した様々な子供たちや社会人との関わりにより、積極性や共感性の重要度が理解できた。また他者からの評価が自己の想定していない所で高く評価された為、自分にも自信がついた。」
「普段他人に踏み込むことが苦手な子供たちが人と関わることの楽しさであったり、新しい自分と出会うきっかけになったりしたと思う。」
「最初、活動場所が違う子供たちが一室に集まって遊んだり、ワークをしたりすることは少しハードルが高いと思っていたが、その予想は外れてみんなが互いを尊重しながら、そして楽しみながら過ごしているのが分かる1日だったことが良かった。」


もちろん、スタッフたちも学び、得たものが大きかったです。
「新自分発見ワークショップで、自分の他に他人をたくさん褒めたり、ありがとうを言うことを大切に思い、逆に自分も人にとって大切なことをしているのかなと思えた」
「自己発見ワークを通じて、自分の知らなかった自分をしれたことはもちろん、ペアやグループワークをした相手の知らなかったことも同時に知れたことが非常に楽しかった。」
令和7年度ワム一般助成の支援をいただけたことで、ひとり親家庭で非課税世帯の家庭には参加費の減免措置をとることができました。支えていただいた皆様に感謝申し上げます。