2020年6月18日、月曜平日夜のオンラインという中でも30人以上がご参加くださり、「新型コロナ期間の経験を活かし、メンタルヘルスから考える、これからの働き方・職場の在り方について ~メンタルケアのプロたちから学ぶ~」を開催しました。
(令和2年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業:国策の一環である「出産・子育ての現場である地域の実情に即した働き方改革の推進に資する事業」に基づいた事業です)
特別ゲストとして、産業医ならびにメンタルケア・離職対策コンサルタントファームを率いる上村紀夫氏、大手企業で人事部参与としてご活躍中の柴田照美氏をお迎えし、企業として、社会の中の一個人として、私たちに今何ができるのか、どのような生活・行動の変容を目指すべきなのか、意見を交わす場を設けることができました。そしえ、幅広く人事総務コミュニティを手掛けている佐藤匡史氏がファシリテーターとしてまとめてくださいました。
・コロナ問題発生後に生じた新たな問題とは?
・コロナ前は対策が充分だったのか?
・職場で今すべき(できる)対応とは?
・従業員のメンタル異変をどう察知する?
・従業員からどう伝えるのか?
・メンタル不全にならないための取り組みは?
・コロナ禍を吉とするには?
豊富な話題の中で、現場の専門家として具体的な話や対策をしてくださったことが、参加者の満足に繋がったようです。
今回の気づきや、職場で生かしたいことも様々挙がりました。
・リフレッシュ方法、コミュニケーションの場を作ること、作業の姿勢
・在宅勤務下でも仕事以外の面で他の社員と繋がる工夫を取り入れていきたい
・変化を減らしつつ、雑談の場を確保すること
・今は変化が多いので、心を通常時よりも広く、余裕を持っていきたい。行き詰まったときは今回の気づきを思い出しながら頑張っていきたい。
・リモート下のメンタル面でのフォロー具体策
そして、専門家から現実的で具体的な対策法も様々出していただきながら、こういう時こそ、互いの受容、関心を持つ愛などについてまで話が進んだところがピーススマイル協会らしさでもありました。
参加されたとある経営者からは「登壇されている方々の視点が高く、単にメンタルヘルスの問題ではない事を伝えていた事は良かったと思います。」という声も。 一方で「問い自体がクリティカルなだけに、もう少し(今の社会状況に)批判的な意見が出れば、そこから話が深まったような気がします。」というご意見もありました。
現場に関わるものとして、ピーススマイル協会はもっと強く訴えていいのだなという学びにもなりました。改めて、ご協力・ご参加頂いた皆様に感謝します。