9月14日、明治大学で行われた「未来の先生展」 (後援:文部科学省、経済産業省、東京都などの教育委員会) にておこなったピーススマイル授業の様子をご報告します。
今回は、教育関係者がメインのため、なぜ自己肯定感を高める必要があるのかを発達心理学の観点から簡単にご説明したうえで、ワークショップ式デモンストレーション授業をさせていただきました。
最近は、勉強法や体験型で自信や自己肯定感を上げられるとうたう手法が多いので、 それに警鐘を鳴らす話も致しました。その方法だけでは、その勉強や体験が通じなくなったときに、自己肯定感はぼきっと折れてしまいます。
だから、まずは自分が生きている以上、誰でも存在価値があるという、いわば「being」的自己肯定感を土台に植えないといけないということです。
そのうえで「doing」的自己肯定感を入れていく必要があります。
今回は、子どもたち相手ではないので、ワークショップ自体では丁寧な説明はせず進行しましたが、 熱のある方たちが集まっているのでアイスブレイクが必要ないくらい、 すぐに笑顔で埋め尽くされました。
参加者の皆さんは、普段自分の接している子どもたちが このような笑顔と自信にあふれたらいいだろうと想像していたことと思われます。
今回は、教師の方のみならず、一般企業や民間の教育関係者、さらには学生さんも多かったようです。教師の方はもちろん、キャリア教育の財団、企業インターン受け入れ担当、社団法人のコンサル、フリースクール、様々な立場の方が今回のワークをうまく取り入れたいとのことでした。
「6年生の学校で、入り口の1・2年生の場づくりに悩んでいたので、一つのヒントになりました。」 (私立中高一貫校中学一年主任)
「クラスごとでいいから学校でやってみたい」(高校生)
「私自身の自己肯定感のupにとても役立ちました」という声も。
更に嬉しかったのは、
「beingを認めてあげられるような先生になりたいと感じました。」(大学生)
という感想。
今もですが、まさに未来の教師が何を学んで教えていくのか、ここを私たちもしっかりと支えていきたいと思います。