(令和3年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業)
今だに心のどこかで体罰やむなしと考える人がいる日本社会。当人はこれくらいというものが深刻な虐待などになっていくものです。となれば、虐待事件のニュースなどが心を痛める中、皆様の会社の社員にも潜在・顕在化したリスクがあるのではないでしょうか?
また、職場でのストレスが大きいことにより、家庭に戻ってから家族への感情的な接し方、ひいては虐待・DVに繋がるリスクもあるのではないでしょうか?企業としては、社員の介護問題と同様、こうしたことを自己責任では済ませられない時代になっています。
今回は、メイン登壇者として、DV被害者保護シェルター運営ならびにDV加害者更生プログラムを実施しているNPO法人女性・人権センターステップ理事長の栗原加代美氏をお迎えし、まずはこの「身近な現実」を知っていただき、どのような働きかけやアクションによって、大切な社員とその家族を守っていけるのか、皆様と一緒に考える機会を設けました。
栗原氏の取り組みにより、これまで全国約 800人の受講者のうち約8割がDVを克服し、家族関係を修復しています。加害者との対話を重ねながら、怒りを生み出さない実践的な方法を全国各地で公演し、メディア各方面でも取り上げられています。同時に、埼玉県での子どもの居場所(子ども食堂)作りのすそ野を広げる佐藤匡史氏と、青少年の自殺と予防に取り組む主催団体代表の越智がクロストークをおこない、家庭の現場からこれからの会社組織運営のヒントをお伝えしていきます。
ゲスト登壇者
栗原加代美氏 (NPO法人 女性・人権センターステップ理事長)
共立女子大学英文科卒業。日本選択理論心理学会会員。2001年、神奈川県にDV被害者保護シェルターの開設に参加。以降、シェルター運営を通してDV被害者 の保護に関わっている。2007年より現職。2011年からアメリカの心理学「選択理論」を用 いたDV加害者更生プログラムを開始し、新聞・雑誌等の掲載や講演活動も精力的に行っている。著書に『DVはなおせる!—加害者・被害者は変われる』(さくら舎、2021年)がある。
佐藤匡史氏(バックオフィス総研コンサルティング合同会社・CEO)
立教大学経済学部経済学科卒。米証券ゴールドマン・サックスをはじめとする複数の大手外資系企業や社会福祉法人で、人事・総務・財務会計・法務などのバックオフィス業務に20年以上従事。バックオフィスのアウトソーシング(BPO)専門会社での業務経験も豊富。現在、複数の社会福祉法人の人材育成や経営指南に従事。 地方自治体や公立大学とも連携を図り、子どもの居場所(子ども食堂)作りのすそ野を広げる中間支援団体を運営するなど、非営利分野においても日々精力的に活動を続けている。
越智 創(当法人代表理事)
青山学院大学仏文科卒業。大手人材派遣会社2社で営業とキャリアコンサルタント、マネジメントに従事。2005年、牧師に転身し、全国巡回しながら人生のメンターとして面談と講義を行う。2009年より、うつと自殺予防活動を開始、2018年にNPOを法人化。自尊感情・自己肯定感を向上するワークでメンタル変調をきたす前からのうつ自殺0次予防活動を行う。また、子育て講座や対話式コミュニケーションなどの研修講座を提供している。
日 時:2022年1月10日(祝)1月10日(祝)13:30~15:30
場 所:オンライン(Zoom)※開催日前日にZoomのリンクをお申込みいただいた方宛にメールにてお送りします。
対象者:職員・従業員の健康に携わる行政・経営者・人事担当者、その他当テーマに関心ある方々
定 員:50名
受講料:無料
主 催 :NPO法人日本ピーススマイル協会
申し込み先:こどもたちへの虐待を防ぎ、健やかな社会作りのために会社ができること | Peatix
問い合わせ:japan.peacesmile@gmail.com