2020年5月23日(土)オンラインでのユースプログラム第三弾として開催しました。「アナザースカイ」とは、あくまで日本での話ですが、「第二の故郷」を指すそうです。登壇者たちから、海外在住時に感じたこと、またそこから気づいた日本の良さについて語っていただきました。
登壇してくださったのは、パネラーとして、中国とシンガポールの帰国子女である林さん(早稲田大学法科大学院1年)、フィンランドに留学された伊藤さん(早稲田大学国際教養4年)、高校生からはサイラさん(École des roches2:フランスの高校2年生)。そして、司会とファシリテーターとして塚本さん(東京私立校1年)の計4名でした。
皆さんからは、現地でのユニーク体験を通して各国の人となりや文化を話してくださいました。女子会張りに盛り上がりながら、そこから見出した日本の良さまで紹介いただきました。
世の中には、他国を貶めることで日本はすごいと優越感を出そうとする残念な発言もありますが、そうではなく、様々な国や文化を知ることで、彼らの良さを認め、見習い、かつ日本すなわち自分を知ることで、自分が本来持っている素晴らしさ、持ったらいい素晴らしさを知って、よりよい自分に成長させていくことが大事なのではないでしょうか。
各グループで共用された日本の良さ(短時間でこんなに出てきました)
・緻密さや正確性、ものづくり大国
・真面目、清潔、時間を守ること、思いやり、気遣い
・良心、武士道、モラル、ルールを守る、差別がない、保険制度
・相手を気遣う、努力、誠実、清潔、忠誠心、マナー
・おもてなし
・礼儀正しさ、勤勉さ
・人の心を考えて「和」を重んずるところ。
・物事を慎重に検討すること
・繊細、我慢
・調和を大事にするところ、団結力
・誠実、謙虚、努力
・治安がいい
・大和撫子!
・凝り性
・色々な面から物事を見ることができる
・物事の質が高い
・自分の意見を通すだけじゃない、頑固ではない
・人の心情をわかろうとする、相手の立場になって考える
事後アンケート「参加前に比べて、今後の学校(社会)生活や将来がもっと充実、意義深いものになりそうですか?」という質問には、全員がそうなったという回答。
・日本の良いところをみるってなかなかできていなかったと思いました。
国も人も、悪いところを挙げたらきりがない。良いところをみて、 お互いを大切にする、という考え方が本当に大事だなと思いました(大学生)。
・いろいろな国の方の価値観や視点を聞けてとても楽しかったです。 日本生まれて良かったなと改めて感謝しました!(社会人)
「参加前に比べて、視野が広がったり、価値観の深化につながりましたか?」
改めて自分という1人の人間だけが得てきた価値観があり、自分にとっての経緯深いアナザースカイがあることを再認識できた (大学4年生)
自信がついた。理想の自分が少し明確になった(高校1年生)
今日気づけた良さなどを海外などで発揮していこう、また他の国のいいところも見つけたいというモチベーションになった (高校3年生)
本日考えた「日本の良さ」を活かして他の人のことを想うということをより意識できそうです! (高校1年生)
最後に、当代表理事からの応援メッセージは「勤勉」でした。
「このような国民性、先祖の遺産を受け継げたらいい。ただし、『勤勉さをどう生かすか』が大事です。
日本人は勤勉でも、無理して我慢して義務的に行うケースもある。 TPOをわきまえたり、マナーは大事だが、本来やらなくていいのにみんながするからといって我慢することもある。それで倒れてしまってもいけないから、善悪の分別を持てる人になって、自分や社会に役立つことにその勤勉さを生かそう。」
と締めくくるようになりました。
参加した皆さんの今後の更なる活躍を期待します。