コラム:教育現場が疲弊しているのが改めてよくわかったという出来事

先日、あるベテラン教員の方と話しました。校長からも信任されている方であり、自分のお子さんもしっかり育てていらっしゃる方でした。
現場でどんな指導をしているのか伺ってみましたが、「死にたい」という生徒をやる気にさせるために、好きなことに一緒に付き合って汗をかいたり、3年間正面から受け止めてきたそうです。人は手を掛けた分よくなるものですが、そこまでしてあげるのだなとリスペクトできる方でした。

しかし、気になったこともいくつかありました。例えば、いつも同じ生徒同士が並ぶように心がけているそうです。特に新学期など、違う生徒となると心がふわふわしてしまって気が散ってしまうと。。申し訳ないが、他にも気になる内容がありました。
勿論、その方も、同じような対応をしている方も「生徒たちのため」と「授業に集中できるように」思ってされていることでしょう。しかし、客観的にみると、教員側が教えやすいように授業を円滑にしているとも受け取れます。
勿論、いろいろな生徒がいる中で配慮は必要です。しかし、学校で問題ないように「保護」ばかりすると、庇護された学校環境では大丈夫でも、社会に出た途端に適応できなくなります。早い人は大学に出た途端に。。到底「生きる力」「生き抜く力」を育むことはできません。

むしろ、庇護された学校でこそ、様々な状況に挑戦させるべきではないでしょうか。学生時代には、大きな責任が問われるようなことはあまりありません。失敗しても、教員や親、周りの大人たちが一緒に責任を取ってくれるレベルです。
しかし、大人になって、社会に出て適応できなかったり、うまくできなかったら?本人が責任を取らないといけません。多少の壁にぶつかっても、たとえ失敗しても、乗り越えていける力を育まないといけません。一度注意されたら即辞めてしまう新入社員がいるなんて話は最近珍しくないですよね。せっかく関わってきた生徒が将来そのようになってしまうなら。。

また、何か問題が起こったら、親が何か言ってくる?モンスターペアレント?それを社会ではクレームと言います。クレームがないように努力はすべきですが、目的を達成するためにリスクを最小限に抑えて行うだけのことです。リスクばかりを恐れて行わなければ、事なかれ主義で、子どもたちを育てる本来の目的を「十分に」は達成できません。
命がかかっている現場?自殺やいじめになりかねない?だからリスクマネジメントが必要?当然必要ですが、社会現場も同じです。社会では人を相手にした職業は多く、むしろ更に金まで請求されるリスクがあります。教育現場も大変でしょうが、社会はもっと厳しい現場も多いです。

勿論、学校現場ではその状況環境下でできる限りのことをしていらっしゃることでしょう。しかし、それだけでは限界ではないかということです。現場教員の負担が大きすぎるからですね。むしろ、現場でも本来はやりたくてもやれないことが多いのではないでしょうか?
行政が民間企業やNPOなどの力を借りているように、民間企業もコンサル会社や執行役員などの力を借りているように、教育現場も民間のサポートが必要だということです。もっとシビアな現場にいた私たちがコンサルティングする必要があると改めて感じました。
教育現場の教員たちを責めているのではありません。その現場でやるべきことはもう十分やっているから、今の現状限界は、外の力を借りて解決すればいいということです。
新学期が始まります。子どもたちは学校で毎日成長するかけがえのない機会を過ごしていきます。現場の教員たちだけに負わせるのではなく、PTAなどとはまた違ったサポート体制が必要だなと感じる今日この頃です。

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